『受付のジョー』中茎強監督が語る“俳優・神宮寺勇太”の魅力と素顔「求められていることを察知する能力がすごい」

これまでありそうでなかった「受付」の世界にスポットを当て、若きサラリーマン・城(神宮寺勇太)が“究極のホスピタリティ”を身に付け成長する姿を描くドラマ『受付のジョー』(日本テレビ系)。演出を担当した中茎強監督に、撮影現場の裏話やクライマックスの見どころを聞きました。

◆中茎監督からご覧になって、神宮寺さんの芝居への向き合い方というのはどのように感じましたか

このシンドラ枠で僕が神宮寺君とドラマを作るのは2回目なんですけど、前回の『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(2018年)からすごく成長しているなと。多分、舞台やグループ活動などいろいろなことを経験してきたからだと思うのですが、非常に大人になったなと思いました。「よろしくお願いします!」という真っすぐなあいさつから始まったのがまず好印象でしたし、台本もきちんと読み込んできていて、現場で台本を開いている姿は見なかったです。

◆4年前と比べると、今回は単独主演で座長というのも大きいですよね。

そこの気負いもあったと思います。今回は受付の世界が舞台ということで、キャストの皆さんには本読みと同時にマナー講習みたいなものを受けてもらったんです。それを本番前ぐらいにやっていたときの神宮寺君は非常に緊張していて。それはせりふを覚えられないみたいなことじゃなくて、城というキャラクターをどう演じていこうかというのをすごく考えていましたね。あと直前まで舞台をやっていたからか、お芝居自体もちょっと強めというか、オーバーな感じになっている気がしたので、本人とはそういう話もさせてもらいました。それで初日を迎えたんですけど、結局緊張は拭えなくて芝居でもいろいろ後悔したみたいで。1日目の撮影が終わったときに「いや~ダメでした」って苦笑いしていたのが印象的でした(笑)。

◆相当プレッシャーを感じていたんでしょうね。そこからどう立て直したんですか?

初日と2日目が受付のシーンだったんですけど、2日目には城というキャラクターをつかんでいた感じがします。そこで本人と「城って、ただただ真っすぐで、嫌みがなくて、一生懸命頑張る男なんだよね」という話をして。それ以降は、思い切り演じ始めましたね。そういうグラデーションを通して役を作っていった感じがします。

◆神宮寺さんの芝居に関して、特にすごいなと感じた部分はどんなところですか?

やっぱり求められていることをちゃんと察知する能力がすごいなと思いました。受付の仕事をしているときの城、大好きな春口(松井愛莉)といるときの城、自宅でのんびりしているときの城…と、うまく演じ分けてくれましたし。ファンや制作スタッフに何を求められているかをちゃんと考えている人だなと。迷ったときには素直に相談してきますし。僕的にはリラックスして現場に入ってくれればいいなという思いがあったので、あえてバカ話をして演じやすい空気を作って、日々撮影していましたね。

◆撮影以外の部分で垣間見えた、神宮寺さんの素顔というと?

主役だからとかではなく、いじられキャラというか、みんなから好かれる愛くるしさを持っているなと思いました。何かちょっと冗談を言っても「マジすか!」って反応してくれますし、一生懸命やればやるほどハズす…みたいなおっちょこちょいさもあって(笑)。あとは僕たちスタッフだけではなく、受付嬢のみんなとも自ら積極的にコミュニケーションを取っていました。





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