小川紗良インタビュー「肩書に縛られない生き方に憧れます」『向かいのバズる家族』

SNSに翻弄される家族を描いた『向かいのバズる家族』で、内田理央さん演じる主人公・あかりと同じカフェで働く桃を演じる小川紗良さん。本作の見どころをはじめ、多彩な活躍する小川さんにお話を伺いました。

小川紗良インタビュー

◆『向かいのバズる家族』の撮影現場はいかがですか?

このドラマは家族の話で、家のシーンだと家族が結構ぎすぎすしていたりとか、そういうシーンが多いと思うんですけど、カフェのシーンは桃や永野宗典さん演じる伊勢谷がコミカルな役柄なので、あかりにとってもドラマにとっても息抜きの場所なのかなと思っています。現場はとても和気あいあいとしてますよ。ちょうど新元号発表の時にカフェでの撮影だったので、みんなで発表の中継を見ていました(笑)。

◆皆さん、仲良しなんですね。桃を演じるにあたって小川さんが意識していることは?

内田さんは本当にかわいらしい方で、撮影中もよくおしゃべりしています。内田さんはモデルもされているのでコスメやファッションにとても詳しいんです。桃は今どきの子なので、私が一番参考にしているのは内田さんですね。内田さんが持っている物とか、どんなものを身に着けているのか観察しています。あと、スタッフさんたちは作り手として先輩なので、SNSとか自撮りするシーンでは「画角はこっちのほうがリアルじゃないか」とかアドバイスを下さるんですね。なので積極的に相談するようにしています。

◆4話であかりの裏の顔「ナマハゲチョップ」に桃が成り済ますことになりましたね。

そうなんですよね。最初は桃にも裏の顔があって、悪い子なのかなって思ってたんです。でも、桃はあくまで自分の正義感であかりのために良かれと思ってやってるんですよね。ドジというか、抜けたところがある子だなって思います。だからあまり嫌味がない感じになったらいいなって思っています。

◆実際に「ナマハゲチョップ」の撮影はどうでしたか?

まず内田さんがやったものを見させていただいて、それをまねる形でやっています。なので、毎回内田さんのを見るのが楽しみで。私も楽しくやろうってパワーをもらっていますね。

◆ドラマのタイトルにちなんで最近小川さんの中で「バズっていること」はありますか?

そうですね…。最近、ラジオを聞くのにハマっていますね。移動中とか家事をしている時とか。私、モーニング娘。さんのファンなんですけど、モー娘。さんはラジオをいっぱいやっていて、そこから派生して今欠かさず聞いてるのは神田松之丞さんのラジオですね。めちゃくちゃ面白いです。あと、ジャルジャルさんのラジオもすごく好きで。でもこの間終わっちゃったんですよね…。

◆小川さんは「女優」「映画監督」、さらには「執筆業」までされていますが、もともとこの世界に興味を持ったきっかけはなんですか?

小さいころから歌を作ったり、絵本を作ったり、劇を作ったり、何でも作るのが好きな子供でした。なので、今の私はその延長線上にいる感じですね。だからきっかけと言うと何が最初だったのか分からないんですけど、小さいころはずっと「モノづくり」していました。

小川紗良インタビュー

◆今回は女優として仕事ですが、撮影中には映画監督目線の参考になったりするものですか?

女優の時の考え方と、監督の時の考え方って全然違うので混同しないように、女優の時は女優に集中しようと思っているんですが、現場にいると演出の仕方とかカメラの使い方とかを見ていることもありますね。あと「あの時こういう演出あったな」って思って自分の作品に取り入れたりとか。いろんな監督の現場を見て演出方法を学べるので得だなって思います(笑)。

◆スタッフさんの気持ちも女優さんの気持ちも分かるわけですね。

そうですね。それがいいことも悪いこともありますが、でも楽しいです。もちろん、準備が間に合わなくて寝れないとか、大変なこともあるんですけど、それも全部ひっくるめて作品づくりは楽しいです。

◆小川さんの中で特に印象に残っている監督の演出法や作品はありますか?

初めて映画に出たのが「イノセント15」っていう作品だったんですけど、一番大事なシーンで私もスタッフさんも気合が入っていて緊張感があったんですが、監督が「今まで準備してきたこととか、リハーサルでやったこととか全部忘れていいよ」って言ってくれて。その時に「あっ、忘れていいんだ」って力がふっと抜けたのはすごく覚えていますね。

◆女優さんとして尊敬している人はいますか?

小さい頃から憧れているのは蒼井優さんとか、宮﨑あおいさん、池脇千鶴さんですね。あと、この間まで朝ドラ『まんぷく』で安藤サクラさんを間近で見ていたんですけど、ママさんヒロインとしてやられていたじゃないですか。ヒロインだからといって、そこだけに集中するんじゃなくて、ちゃんと自分の生活も大切にしながら、それを仕事に生かして働いている姿がとても魅力的で。女優というもののイメージが安藤サクラさんの姿を見て変わりました。

◆この先、監督として一緒に仕事することがあるかもしれませんね。

素晴らしい方なので何かでまたご一緒できるなら、監督としてでも女優としてでもぜひご一緒したいなって思います。

◆一方でクリエイティブな面で尊敬する人は?

昔からリリー・フランキーさんがすごく好きで。「おでんくん」っていう絵本を愛読してたんです。で、大きくなって「おでんくん」をリリー・フランキーさんが作っていたというのを知って、もちろん役者さんとしても素晴らしいですし、音楽も執筆もしてるし、リリーさんのような肩書に縛られない生き方に憧れますね。

◆では、最後にメッセージをお願いします。

5話の最後でもまた怪しい人物が出てきそうな気配を感じさせて終わるんですけども、6話(5/9放送)以降も怪しい人が出てきたりして、あいつが怪しいといろいろ錯綜していくのでそれを楽しんでいただけたらなって思います。まだまだ物語はこれからなのでぜひ楽しみにしていてください。

 

■PROFILE

●おがわ・さら…1996年6月8日うまれ。東京都出身。B型。NHK連続テレビ小説『まんぷく』などに出演。「BEATOPIA」「最期の星」などで映画監督を務めるほか、映画『ちえりとチェリー』の絵本化プロジェクトで文章を担当するなど執筆業でも活躍。

 

■番組情報

『向かいのバズる家族』
日本テレビ系
毎週(木)後11・59~深0・54
 
●photo/中村圭吾 text/渋谷なつき hair&make/服部さおり styling/SAHO




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