堤真一「自分の作品で泣いたのは初めて」『泣くな赤鬼』完成披露

映画「泣くな赤鬼」 6月14日(金)公開の映画「泣くな赤鬼」の完成披露試写会が行われ、主演の堤真一をはじめ、柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、兼重淳監督が登壇した。

 堤は「いくつもの映画に出ているけれど、自分が出ている映画で泣いたのは初めて」と笑顔で答え「監督の丁寧な愛情が詰まった作品です。やってよかった」と振り返った。

 川栄、竜星も完成した映画を観て号泣したそうで、竜星は「(堤演じる赤鬼を見て)こんな先生ほしかった」と。堤との共演について聞かれた柳楽は、赤鬼とゴルゴの関係を「先生と教師」と間違えて「すみません!今日舞台の休演日で頭が回ってなくて…」と会場を笑わせつつ「原作も人気な作品ですし、病と闘っていく役というのはやったことのないキャラクターだったので、しっかり挑みたいと思ってやりました」とゴルゴを演じる上での思いを語った。

 イベントでは本作にちなみ、赤鬼先生の特別講義を開講。現役中高生から、事前にゲストへの質問を募集し、若者のリアルな悩み事にアドバイスを送ることに。

 まずは「部活でキャプテンになりましたが、これからの県大会にむけてどうやってチームをまとめたらよいのか分かりません。プレッシャーに打ち勝つにはどうしたらいいですか?」(高校2年生・男子)という質問。堤は「まとめる!と思いすぎるのは良くないので、ある意味プレッシャーを“楽しむ”ようにしていったらいいんじゃないかな」、竜星は「いっそのことまとめないってのは?同じ方向を向いていればOKという」と回答。柳楽は堤の言った言葉をそのまま採用し「休演日なので」と答え、堤に「知らねーよ!(笑)」とツッコまれた。中学の時、副キャプテンを務めたことがあるという川栄は「とりあえず声を出しておけば大丈夫!」とアドバイス。本作の“キャプテン”とも言える兼重監督は「迷ったら楽しそうな方に行くといい」とまとめた。

 さらに「将来やりたいことが見つかりません。どうすればいいですか?皆さんはやりたいことどうやって見つけましたか?」(高校2年生・女子)という質問。柳楽から答えるはずだったが「難易度高めですね…。あの、堤さんから…(笑)」とパス。すかさず堤が「本当に脳みそ、休んでるな!」とツッコみ、会場は大爆笑。

 堤は「本当にやりたいことを持っている人は少ないと思うんですよ。大半の人が何をやりたいとか、やるべきことを分かっている人はいないから、人生に身を委ねる。ただその時その時真剣に考える。それだけ。無理に見つけることも必要もないし、やるべきことをもっていないことも悪いことではないですから」と、赤鬼先生らしく熱いアドバイスを送った。

 最後に堤は「去年の暑い夏、たくさんのスタッフと共演者と作り上げた作品です。今日登壇していない若い俳優たちの情熱も感じることができると思いますので、映画を本当に楽しんでください」と。兼重監督は「去年台風が3つも上陸して、スケジュールが心配だったこともあったけれど、皆さんのおかげで順調に撮れました。いい作品が撮れたと思っています。観終わった後に、家族のこと、教えてくださった先生のことを思い出すような映画になっていればいいなと思います」と語った。

『泣くな赤鬼』
6月14日(金)全国公開

<あらすじ>
城南工業野球部監督・小渕隆(堤真一)。陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導でかつては「赤鬼」と呼ばれていた。その厳しさで、甲子園出場一歩手前までいきながらも、その夢は一度としてかなわぬまま、10年の月日が流れた。今では、野球への情熱は随分と衰え、身体のあちこちにガタもきている50代の疲れた中年になっていた。ある日、診察を受けた病院でかつての教え子、斎藤智之<愛称ゴルゴ>(柳楽優弥)と偶然再会する。ゴルゴは非凡な野球センスがありながら、堪え性のない性格ゆえに努力もせず、途中で挫折し、高校を中退した生徒である。今では、20代半ばを越え、妻・雪乃(川栄李奈)と息子・集と幸せな家庭を築き、立派な大人に変貌していた。そのゴルゴが末期がんで余命半年であることを知らされる。赤鬼はゴルゴのために、かつて彼が挑むはずだった甲子園出場を懸けた決勝戦の再現試合を企画する。10年という歳月を経て、それぞれの秘めた思いを胸に、ゴルゴにとって最後の試合が行われる―。

<出演>
堤真一/柳楽優弥
川栄李奈 竜星涼 キムラ緑子 麻生祐未

<スタッフ>
原作:重松清『せんせい。』所収「泣くな赤鬼」(新潮文庫刊)
監督:兼重淳
脚本:上平満 兼重淳
主題歌:竹原ピストル「おーい!おーい!!」(ビクターエンタテインメント)
配給:KADOKAWA
制作プロダクション:松竹撮影所

©2019「泣くな赤鬼」製作委員会




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