乃木坂46・伊藤かりんが最後のアンダーライブ「自分のアイドル人生を誇りに思っています」

乃木坂46の23rdシングルアンダーメンバーによる「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念-アンダーライブ-」が24日(金)、横浜アリーナにて開催された。
本公演は23rdシングルのアンダーメンバーに加え、グループからの卒業を発表しており今作には参加していないもののこれまでのアンダーライブに大きく貢献してきた伊藤かりんと斉藤優里も出演。チケットは即日ソールドアウトとなり、アンダーライブ単独公演の会場規模としては過去最大の1万5,000人を動員した。

アンダーメンバー10人がステージに登場し、1曲目に繰り出されたのは5月29日にリリースする23枚目のシングル「Sing Out!」に収録される最新アンダー楽曲「滑走路」。今作のアンダーセンターを務める寺田蘭世が「横アリいくぞー!!」と煽り、会場のボルテージを一気に引き上げると、「その女」「ブランコ」「シークレットグラフィティー」「春のメロディー」と続けて披露した。

最初のMCでは、中田花奈が「乃木坂で単独ライブをここ横浜アリーナでやるのは2周年のバースデーライブ以来」と話せば、2期生の寺田蘭世も「当時研究生だった」と懐かしむ。すると3期生の向井葉月がその「2nd YEAR BIRTHDAY LIVE」に見に来ていたことを明かし、「その時大好きだった乃木坂になれて、今、乃木坂として横浜アリーナでライブをしているので、みんなから憧れられるような素敵なライブにしたいと思います」と意気込み。中田は「夢があるね。今日来てくださっている方の中からこれから乃木坂になる方がいるかもしれないからね」としみじみと語った。

ここから斉藤優里と伊藤かりんもライブに参加。「自惚れビーチ」の後、斉藤のセンター曲「13日の金曜日」では、ファンのコールと大合唱に斉藤が思わず涙。和田まあや、山崎怜奈、中村麗乃の3人による「Against」をはさんで、伊藤かりんがメロディ、伊藤純奈がハーモニーを担当し、2人で歌唱した「釣り堀」では、歌い出しで伊藤かりんが目に涙を浮かべた。
ユニット曲のブロックの後のMCでは、伊藤純奈が涙。「最後だから、ちゃんと支えてあげようと思ってたんだけど、全然歌えなかった」と悔しさを滲ませ、メンバーから「上手だったよ」と言葉をかけられ、会場からも温かい拍手が送られた。

中盤はアンダーライブの真骨頂。「アンダー」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」「ここにいる理由」「嫉妬の権利」「日常」と、怒涛のダンスナンバーで畳み掛ける。気迫に溢れるパフォーマンスでファンを魅了し、激しいダンスの「日常」のラストでは場内の大型ビジョンにアップで映し出された寺田の眼光鋭い凛とした表情に会場中が息を呑んだ。
終盤は「転がった鐘を鳴らせ!」からノリの良いポップなナンバーを連発。「ハウス!」「扇風機」と続き、「ダンケシェーン」では、ラストに和田が「アンダーライブ最高だな!」のセリフで締めくくった。

「涙がまだ悲しみだった頃」の後、本編最後のMCへ。
今回のアンダーライブを座長として引っ張ってきた寺田は「オープニングからここまで歌って踊って、乃木坂にはいい楽曲がたくさんあるんだなって、歌っている自分自身も心を動かされる瞬間がすごく多くて、でもいろんなアンダー曲を歌っていると、楽しいだけじゃないこともいっぱい思い出して、子どもっぽい言い方をすると、当時はいじけたり、それをぶつけようと頑張ってきたんですけど、今日このライブをやって、今までのことは無駄じゃなかったんだなって思えるライブになりました」と力強くコメントし、会場からは万雷の拍手。「私は生まれ変わってもまた乃木坂46として活動して、寺田蘭世として生きたいなって思えるくらい、ファンの皆さんも、ここにいるメンバーも私の宝物、誇りです。次の曲はそんな皆さんのために精一杯歌いたいと思います」と話し、昨年リリースされたアンダーアルバム「僕だけの君〜Under Super Best〜」に収録された「誰よりそばにいたい」をしっとりと歌い上げた。

アンコールでは「生まれたままで」「ロマンスのスタート」「左胸の勇気」をパフォーマンス。メンバーはトロッコに乗り込んでスタンド席の前を移動したり、アリーナの外周を駆け回ったりと、広い会場に散り散りになって盛り上げた。

斉藤は2日後に同会場で行われる選抜メンバーの公演にも出演することが決まっているが、アンダーライブに参加するのはこれが最後。アンコールのMCでは「自由に衣装を選んだりとか自由な曲ができるアンダーライブが本当に大好きだし、ここにいるメンバーももちろん好きだし、スタッフさんも大好きだし、ライブチームも大好きだし、衣装さんも大好きだし、メイクさんも……」と、涙で言葉を詰まらせながら、「乃木坂46でキラキラした衣装を着させていただいたりとか、大好きな歌を歌わせていただいたりできたことが本当に幸せでした」と挨拶。
続いて、同じく最後のアンダーライブとなる伊藤かりんが「次の曲は、乃木坂に入る前から私が大好きだったメンバーのセンター曲で、サビの歌詞も素敵だし、これを絶対最後に歌いたいと決めていたので、みんなで歌いたいと思います」と曲紹介して、高山一実のセンター曲「泣いたっていいじゃないか」へ。

歌唱後には伊藤かりんが手紙を読み上げた。両親やスタッフへの感謝が綴られ、続けて3期生に向けて「出来上がっているグループに入るの大変だったよね。覚える曲数も膨大だし、年齢も違うし、ちょうど一年前の初めて一緒にやったアンダーライブの時はどうなることかと思ったけど、たった一年で頼もしくなったね。4期生も入ってきたし、これからは先輩という立場でみんなが思う乃木坂46を繋いでいってください」、1期生に対して「今更だけど後輩なのに親しくしすぎてゴメンなさい。こんなに仲良く慣れると思っていなくて改めてびっくりしています。1期生という目標があったからずっと頑張ってこられたし、私の大好きな乃木坂の雰囲気を作ってくれた1期生をいつまでも尊敬しています。みんなのことが大好きなので、あと10年はメンバーとして頑張ってください。応援しています」、そして同期へ「2期生は最初から同じ境遇ではなかったけど、神宮でやった2期生コーナーの時に、全員バラバラの場所でそれぞれで戦っていたんだなと改めて実感しました。初めて1つになれた気がして、あの時を堺に2期生への愛が日に日に強まっています。14人いた2期生もこれで9人になってしまうけど、まだまだしぶとそうな子が残っているから、これからも2期生の存在感を示していってね」とメッセージ。

「私は結局、選抜には一度も選ばれませんでした。選抜だけにこだわらないという姿勢でやってきたけど、確かに選抜に入ることができていたら、世界は広がって、まだ知らない素敵な未来があったかもしれません。それでもやっぱり私がアンダーにこだわるのは、アンダーライブが大好きだったから。アンダーライブに出たかったから。だから私は自分が通ってきた道に何の悔いもないし、自分を可哀想だとも思いません。自分のアイドル人生を誇りに思っています」と胸を張り、「今日のこの景色、皆さんの笑顔を心に焼き付けて、次のステージでも頑張ろうと思います。約6年間応援してくださり、ありがとうございました。そして、これからは一緒に乃木坂46を応援しましょう」と晴れやかな表情で読み上げた。
メンバーの目には涙が光り、中田は「次が最後の曲なので、みんなで楽しく歌おうね」と泣きじゃくりながら言い、会場を和ませた。
恒例の「乃木坂の詩」でアンコールを締めくくり、ダブルアンコールに応えて「僕だけの光」をパフォーマンス。最後は伊藤かりんがマイクを通さず地声で「みなさん本当に!」と声を張り上げ、全員で「ありがとうございました!」と挨拶してステージを後にした。

なお乃木坂46による横浜アリーナ公演は24日を皮切りに3DYAS開催され、25日は4期生による公演、最終日26日は選抜メンバーによる公演が行われる。

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念-アンダーライブ-」 「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念-アンダーライブ-」

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念-アンダーライブ-」セットリスト

M00 Overture
M01 滑走路
M02 その女
M03 ブランコ
M04 シークレットグラフィティー
M05 春のメロディー
MC
M06 自惚れビーチ
M07 13日の金曜日
M08 Against(和田まあや、山崎怜奈、中村麗乃)
M09 釣り堀(伊藤かりん、伊藤純奈)
M10 心のモノローグ(中田花奈、寺田蘭世、吉田綾乃クリスティー)
M11 2度目のキスから(斉藤優里、佐々木琴子、樋口日奈、向井葉月)
MC
M12 アンダー
M13 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M14 ここにいる理由
M15 嫉妬の権利
M16 日常
M17 狼に口笛を
MC
M18 転がった鐘を鳴らせ!
M19 ハウス!
M20 扇風機
M21 ダンケシェーン
M22 涙がまだ悲しみだった頃
MC
M23 誰よりそばにいたい
<アンコール>
EN01 生まれたままで
EN02 ロマンスのスタート
EN03 左胸の勇気
MC
EN04 泣いたっていいじゃないか?
MC
EN05 乃木坂の詩
WEN01 僕だけの光




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