乃木坂46横アリ公演最終日は「Sing Out!」の大合唱で会場1つに

乃木坂46の選抜メンバーによる「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念 -選抜ライブ-」が26日(土)、横浜アリーナにて開催され、応募総数20万の中から幸運にもチケットを手にした1万5,000人が詰めかけた。

ライブは乃木坂46が3日間にわたり開催してきた横浜アリーナ公演の最終公演。1日目はアンダーメンバー、2日目は4期生によるライブが行われ、最終日となる3日目は今作の選抜メンバーが出演した。
「Overture」の後、場内にストンプの音が響き渡り、ファンもリズムに合わせてクラップを始める。同じように手を叩きながら位置につくメンバーの姿が、暗転したままのステージにうっすらと浮かび上がり、全員がステージ上に揃ったところで、ライトアップ。新曲「Sing Out!」でライブの幕が開けた。メンバーは同曲のMVと同じ衣装を着用し、間奏の齋藤飛鳥のソロダンスには歓声が沸き起こった。

「Sing Out!」「何度目の青空か?」とメッセージ性の強い楽曲が続く。ステージ前に特効の火柱があがり「インフルエンサー」に突入すると、客席を染めた青一色のペンライトの光は赤一色に。白石麻衣が「横アリのみなさーん!ようこそ選抜ライブへ!今日は私たちとハッピーな時間を過ごしましょう!」と呼びかけ、「おいでシャンプー」「裸足でSummer」とヒットシングルを並べて会場の熱気を一気に高めていった。

最初のMCでは、今作のセンターを務める齋藤が「私、今日はもうバッチリです。任せてください」と、いつになく自信満々。「昨日、白石麻衣さんの……里見萌先生の魂の授業を聞いてしまったので、もう今日はバッチリなんですよ」と前日に放送された白石が出演しているドラマに影響を受けたといい、「あの授業は私だけのために開講された授業だから。私はあれをちゃんと受け取って、力にして放出するんです」と意気込み。「私のためだけのやつだから」と何度も熱弁して笑いを誘っていた。

MC明けは4月にリリースされた4thアルバム「今が思い出になるまで」に収録された楽曲を披露。
生田絵梨花、久保史緒里、桜井玲香が純白のドレスをまとって「ぼっち党」、北野日奈子、堀未央奈、渡辺みり愛による可愛らしい世界観の「ゴルゴンゾーラ」、そして「頬杖をついては眠れない」では、秋元真夏、白石麻衣、新内眞衣、高山一実に続いて、グループからの卒業が決まっている斉藤優里も登場して妖艶なパフォーマンスを披露した。

MCを挟んで夏曲のブロックに突入。「走れ!Bicycle」「夏のFree&Easy」でアリーナの外周へと散らばると、トロッコに乗った白石が「横アリさわげー!」と会場を煽り、色鮮やかなマキシ丈のワンピースにサングラスや麦わら帽子、浮き輪といった思い思いの夏アイテムを手にメンバーが登場。「ガールズルール」「太陽ノック」で会場を熱狂の渦に巻き込み、「ジコチューで行こう!」ではメンバーが団扇やセンスを手に浴衣姿で登場して、会場にひと足早い夏気分を届けた。
その後のMCでは、夏といえば乃木坂46恒例となっている「真夏の全国ツアー」の話題に。その流れで昨年、明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の2会場で開催された「6th YEAR BIRTHDAY LIVE」のBlu-ray&DVDが、7月3日に発売されることが発表された。

ライブ中盤では、23rdシングルのカップリング収録曲「曖昧」「平行線」「のような存在」「Am, I Loving」が続けて披露された後、さゆりんご軍団の衣装に身を包んだ松村沙友理が1人でサブステージに姿を現し、「ここからは私のコーナーです!」とライブのジャックを宣言。軍団員の佐々木琴子、寺田蘭世、伊藤かりんを呼び込んだ。24日に同所で行われたアンダー公演がラストステージと思われた伊藤の登場に場内は大盛り上がり。4人揃ったところで決めのポーズと円陣で気合いを入れ、さゆりんご軍団の「白米様」「さゆりんご軍団」をパフォーマンスした。

歌唱後、松村の「かりんちゃん、きょう誕生日だよね?」という言葉を合図に場内にハッピーバースデーのメロディーが流れ、「Happy Birthday to You」の大合唱の中、寺田がバースデーケーキを運び込んだ。伊藤が得意な将棋の「香車」の駒を象ったケーキに本人も驚いた様子だった。
そして「私からもプレゼントがあります」と切り出した軍団長の松村から伊藤への手紙が読み上げられた。
さゆりんご軍団の思い出を振り返りながら、「4人で楽しいことたくさんしたよね?でもね、かりんちゃん。まだ足りないと思いませんか?かりんちゃんとやりたいこと、まだまだたくさんあります。だから、わがままな軍団長から最大のワガママを言わせてください。かりんちゃん、乃木坂を卒業しても、さゆりんご軍団は卒業しないでください」と懇願。
「私たちにはかりんちゃんが必要です。かりんちゃんがいないと、まともな人間がひとりもいなくなってしまいます」と断言し、寺田から詰め寄られながらも「何よりも私たち軍団員はとっても寂しがり屋さんで、かりんちゃんがいないと寂しいです」と続け、「私たちはかりんちゃんの今後の人生を応援しています。でも、さよならはしません。これからさゆりんご軍団員として、一緒に楽しいことしようねー!」と愛のこもったメッセージを読み上げた。
伊藤は「さゆりんご軍団に入れられた時はどうしようかと思ったんですけど、本当に楽しい思い出ばかりできて幸せでした。私も抜ける気はないし、さゆりんご軍団の武道館の夢は一生諦めるつもりはない」と宣言し、喝采を浴びた。

終盤は「ありがちな恋愛」「命は美しい」「シンクロニシティ」「スカイダイビング」「ロマンスのスタート」と畳み掛け、本編最後の曲へ。
今作のセンターを務める齋藤がゆっくりと話し始め、「乃木坂って今、変化が大きい時期だなっていうのはたぶん皆さんも感じていると思うんですけど、変化って終わりが無いものだと思っていて、それを悲しく思う方もいるのかもしれないんですけど、私は和気あいあいと楽しいこのグループの人たちは案外変化にも耐えうる人たちなんじゃないかなと感じております。なのであまり不安はないです。それにもちろん、我々の中には変わらない大切なものはずっとあるので、それは引き続きずっとずっと大切にしていきたいなと思っています。次の曲では私たちのそんな気持ちが少しでも示せたらなと思いますので、ここにいる全員で一生懸命歌わせてください」と思いの丈を述べた後、初期からファンに愛される楽曲「君の名は希望」をピアノの音色だけをバックに歌い上げた。

アンコールでは、ライブTシャツに着替えてサブステージから登場したメンバーがアリーナの外周に広がると、齋藤の口からレギュラー番組『乃木坂工事中』の番組企画として、「Sing Out!」のオリジナルMusic Videoの一部をこの場で収録することが伝えられた。
秋元真夏が曲のサビでファンが一緒に踊れる簡単な振り付けをレクチャー。齋藤は「これ番組内でも流れると思うので皆さん気を抜かずに、やらないことがかっこいいと思ってる人は大間違いだから」と釘を刺して、本番へ。
大サビでは紙吹雪が舞う中、齋藤の「みなさんも一緒に歌ってくださーい」という呼びかけにファンが応えて大合唱が巻き起こり、会場中が1つになった感動的な雰囲気に包まれた。
『乃木坂工事中』のオリジナルMusic Videoは6月2日(日)深夜放送の同番組にてオンエアされる予定。

アンコール2曲目はこれがラストステージとなる斉藤優里のセンター曲「13日の金曜日」。続く「ダンケシェーン」の歌い出しでは生田が「あなたの温かい その背中が好きだった」という歌詞を「優里の温かい その背中が好きだった」と変えて歌唱。最後の台詞は斉藤が「やっぱ乃木坂だな!」と締めくくった。
その後、斉藤がファンに向けて手紙を読み上げた。「乃木坂46に加入してから約8年経ちます。悲しいこと、辛いことももちろんたくさんあったけど、楽しいこと、達成感をより濃く何倍も感じられた8年でした。アンダーと選抜を行ったり来たりしていたので、ファンの人は私以上に気持ちの変化が大きくて大変だったと思います。いつもファンの人を近くに感じられたのでこれまでやってこれました」とファンに感謝。
「アイドルしている時がすごく幸せだったのでどこの場所でもいただいたポジションは大切に思いますし、誇りに思います。私の夢でもあった写真集も叶いました。私以上にメンバー、マネージャーさん、いつも側にいてくれたファンの皆さんが一緒に喜んでくれました。周りの人が喜んでくれることがうれしくて、選抜に選ばれる経験が決して多くはなかったけど、夢は口に出していれば叶うことが肯定された気がしました」と胸を張り、「人の気持ちに寄り添ってくれる仲間たちと一緒に歩めた時間はかけがえのないものです。メンバーや可愛い後輩、ファンの皆さんに恵まれ、大好きなアイドルになれたことが幸せです。みんなとお別れするのはとっても寂しいですが、声援を送ってくれたことや、皆さんの可愛いパワーを思い出に、これからも頑張っていこうと思います。みんなの目に映る最後の瞬間まで、キラキラしたアイドルでありますように。また笑って会いましょう!バイバーイ!」と、時折涙ぐみながらも、最後は彼女らしく明るく結んだ。

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念 -選抜ライブ-」

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念 -選抜ライブ-」

2019/5/26(日) セットリスト
M00 Overture
M01 Sing Out!
M02 何度目の青空か?
M03 インフルエンサー
M04 おいでシャンプー
M05 裸足でSummer
-MC-
M06 ぼっち党
M07 ゴルゴンゾーラ
M08 頬杖をついては眠れない
-MC-
-VTR-
M09 走れ!Bicycle
M10 夏のFree&Easy
M11 ガールズルール
M12 太陽ノック
M13 ジコチューで行こう!
-MC-
M14 曖昧
M15 平行線
M16 のような存在
M17 Am, I Loving
M18 白米様
M19 さゆりんご募集中
-MC-
M20 ありがちな恋愛
M21 命は美しい
M22 シンクロニシティ
M23 スカイダイビング
M24 ロマンスのスタート
M25 君の名は希望
<アンコール>
EN01 Sing Out!
-MC-
EN02 13日の金曜日
EN03 ダンケシェーン
-MC-
EN04 乃木坂の詩
WEN01 ハウス!




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